街中ではイルミネーションが輝きクリスマスムードが高まっていますが「クリスマスケーキ」の予約は?
こだわりの詰まったクリスマスケーキを取材しました。

見た目も楽しい、色鮮やかなタルト!
長野県小布施町にある岩松院(がんしょういん)の敷地内に建つカフェ「KUTEN(くてん)。」は元々「小布施の物産館」だった建物をそのまま活かし、店内は、古民家のような雰囲気です。

今の時期、クリスマスランチなどを特別に提供していますが、メインは「タルト」!土日にはすべて売り切れてしまうほどの人気店が出す、クリスマスケーキが…。

イチゴとラズベリーをふんだんに使用した贅沢なクリスマスタルトです。

(レポート)
「中にイチゴのカスタードクリームが入っているのでまさにイチゴ際立つ特別なケーキという感じがする、おいしいです」

お洒落な見た目のチョコレートクリスマスタルトはラズベリーソースの上にショコラのムースが。

チョコの味を最大限に引き出す組み合わせにしたといいます。

このカフェのこだわりは、「仕入れる食材」です。

(KUTEN。・佐藤美槻さん)
「珍しいリンゴ「中野のきらめき」といって中が赤いリンゴで中野の農家から、松代町から仕入れている紅ほっぺ、須坂市で仕入れたシャインマスカット」

県内の中でも「北信地域」で採れた食材を中心にケーキを作っています。

もちろんフルーツだけでなく、牛乳や小麦粉・卵などタルトの土台になる食材も北信地域のもの。

従業員は実際に生産者の元に足を運び仕入れる農家を決めています。

(KUTEN。・佐藤美槻さん)
「話をする中でこの人ってどういう人なんだろうと知っていってこの人と一緒にお仕事したいとか長野の食材を全国にというのを秘めていてその思いを伝えながらやっている」

2種類のクリスマスケーキの他のも8種の味が楽しめるアソートタルトも用意していています。

(KUTEN。・佐藤美槻さん)
「農家さんたちが一生懸命作ってくれたものをタルトにできるということが嬉しいので、クリスマスという特別な・非日常に私たちのタルトも少しでも花を添えられたらいいなと思って作っている」

続いては、県内に15店舗を展開する洋菓子店「シャトレーゼ」。

(レポート)
「店内はまさにクリスマスムー、ドショーケースの中にも心くすぐられるようなかわいらしいクリスマスケーキが並んでいます」

こちらは、ソリに乗ってサンタとトナカイが訪れるシーンをイメージしたショートケーキ。

シャトレーゼで予約できるクリスマスケーキは30種類以上あり、中でも、今年の予約数ベスト3は…。

【3位・Xmasプレミアム苺デコレーション】
イチゴづくしに加えて中にはカスタードホイップも入った高級感あるケーキ。

【2位・Xmasアソートデコレーション】
2位は、もやは定番になりつつあるアソートデコレーション。
抹茶やマロンなどの味が楽しめます。

【1位・Xmas2つの味が楽しめるデコレーション】
そして1位は、シュークリームやバームクーヘンがダイナミックに乗ったこちらのケーキ。

イチゴとチョコ、迷いがちな味が一つで味わえるのも人気の理由です。

(シャトレーゼ・戸谷優宗店長)
「土日のクリスマス・クリスマスイブといこともあるので予想していたよりもかなりの数(予約が)入っているので大変ありがたく思っている、小さくて食べやすいものも取りそろえたいるのでかなり楽しんで頂けると思う」

記録的な値上げラッシュとなった2022年、帝国データバンクによりますと、クリスマスケーキの主な原材料価格を見てみると、10月時点で2021年に比べて、小麦粉は52%、牛乳は11%上昇しています。

そして、100社・ブランドを対象にしたクリスマスケーキの平均価格はというと、2021年が3800円台でしたが、2022年は4000円台で、およそ200円も上昇しているということです。

そうした中、今回取材した店は両店とも厳しい中でも価格を据え置いて販売しているということです。