アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、アメリカと中国が30日に行われる首脳会談で中国への追加関税の10%引き下げで合意する可能性があると報じました。
トランプ政権は、合成麻薬「フェンタニル」の流入を理由に、中国に対して20%の追加関税を課しています。
これについて、アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」は28日、韓国で30日に行われる米中首脳会談で最大10%の引き下げに合意する可能性があると報じました。
首脳会談で議論されるフェンタニルに関する中国側の対策強化への見返りとみられます。
アメリカと中国は今月25日と26日の2日間、マレーシアで貿易問題をめぐる閣僚協議を開き、レアアースやフェンタニルの問題について協議を行っていました。
トランプ大統領は中国に対し、アメリカ産大豆の輸入を拡大するよう求めていますが、中国商務省はアメリカが関税を撤廃すれば要求に応じると示唆していて、貿易問題をめぐる両国の関係改善に向かう可能性があります。
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