東日本大震災の発生から。すでに14年以上となります。長崎市の中学校では28日、「福島の復興」をテーマに復興庁による出前授業が行われました。

「この赤で示している帰還困難区域っていうところ。これは避難指示がまだ出続けているところです」

この授業は東日本大震災を風化させないため福島県の現状や復興について知ってもらおうと復興庁が2022年度から全国の中学・高校で開いています。
昨年度までに27都道府県30校で実施していて、28日は長崎市立西泊中学校の1年生およそ100人が受講しました。
生徒たちにとって東日本大震災は生まれる前の出来事です。

復興庁・新居泰人統括官「実際の現場を見て目と耳と鼻と五感を使って(福島の現状を)感じてもらいたいと思います」
生徒たちは、グループごとに災害に対し、どう行動するのかや福島の復興のために何ができるかなどを考えました。
「募金ができる環境を作る。そして募金した人に何かメリットがあるようなことをつくる」

授業を受けた生徒「復興がどのように進められているのかを知ることができました」

授業を受けた生徒「大きい災害があったときに、どうやって逃げた方がいいか話し合いをしたいと思いました」

復興庁は今年度西泊中学校を含めて全国12県16校で授業を開くことにしています。














