なぜ出産ができる施設は減少を続ける?
(岡山県保健医療部 医療推進課 杉谷昌俊 総括参事)
「人口減少によるもの。少子化ですね。生まれる人が少ないと、どうしても分娩取扱施設自体が減ってきてしまう」

岡山県の1年間の出生数はここ10年間で5000人ほど少なくなっています。

このうち、岡山県全体と県北地域の減少率を比べると県北地域の方が高く、変化がより大きいことが分かります。
このようにニーズの少ない地域では産院の経営が難しく、撤退を余儀なくされるケースが多いというのです。

そして、施設を簡単に増やせない理由はもう一つ…産科医の不足です。真庭市で唯一分娩を扱う落合病院の近藤医師は、医療現場のひっ迫を訴えます。

(落合病院 近藤恒正 副院長(69))
「不足しているのは、やっぱり人なんですね。設備的にはいいものが入っています。でもやっぱり人がいない」














