小中高校生の50%以上が一日のなかで読書を「しない」と回答した調査結果が出たことを受け松本洋平文部科学大臣は28日の記者会見で、「衝撃を持ってこの結果を受け止めている」と述べました。

調査はベネッセ教育総合研究所と東京大学が実施したもので、一日のなかで読書を「しない」と回答した小中高校生が2024年の調査で52.7%に上りました。

松本大臣は、最近は類似する調査でも同様の結果が出ていることに触れたほか、「小さい頃から本を読むのが大好きだった」と自身の幼少期を振り返りながら、読書をしない子どもの増加に改めて「衝撃を持ってこの結果を受け止めている」と話しました。

また、「読書活動は言葉の学びや感性の磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにしていく、色んな意味で大変人生において重要なものだと思っている」と指摘。そのうえで、「教育を通じて、読書の素晴らしさをしっかりと子どもたちに知ってもらうことが極めて大切ではないか。そうした取り組みを現場の声を聞きながら進めていきたい」と述べました。