北海道渡島地方に住む50代女性が、SNSで投資を持ちかけられ、現金2100万円余りをだまし取られました。

警察によりますと、8月上旬、渡島地方に住む50代の女性が「株式投資に関するアドバイスがもらえる」といったLINEの投稿を見つけ、記載されたリンクにアクセスしました。

すると「ハギワラ」と名乗る経済評論家から連絡があり、「ハヤカワ」と名乗る株式投資のアドバイザーの女性らも登場し、LINEのグループ内で投資を勧められました。

その後、「朝日証券株式会社のカスタマーサービス」などと名乗る人物から「指定の口座に入金すれば、朝日証券が運用し利益を出資額に応じて分配する」などと説明を受け、その話を信じた女性は、2025年8月27日から10月15日にかけて、指定された口座に9回にわたり、現金あわせて2140万円を振り込んだということです。

10月23日になって、金融機関から警察に「詐欺の可能性がある」という旨の通報が入り、警察が女性に連絡して事情を聴いたところ、だまされていたことがわかりました。

警察は、SNSで知り合った相手に投資や送金を求められた場合は詐欺を疑い、警察相談専門電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。