高市総理が打ち出した物価高対策。その一つで、配布が検討されている「おこめ券」。コメ価格高止まり緩和の一手となるのでしょうか?
“スピード重視” 新内閣でコメの高騰対応策に変化
高市早苗総理(24日・所信表明演説)
「最優先で取り組むことは、国民の皆様が直面している物価高への対応です」

高市総理が打ち出した物価高対策。▼ガソリン減税のほか、▼寒さが厳しい冬の期間、電気・ガス料金を支援すること、そして、▼いわゆる「年収の壁」の引き上げに向けた議論を進めるなど、取り組む政策を打ち出しました。
一方、自民党が参院選の公約にあげた「国民一律2万円の給付」は実施しないと明言。経済対策が打ち出される中、配布が検討されているのが…

鈴木憲和 農水大臣
「『おこめ券』や『食料品のバウチャー(引換券)といった対策の方が、スピーディーだし、必ず届けられる」
「おこめ券」の活用を提案したのは、鈴木農水大臣です。小泉前大臣が進めた備蓄米の放出を痛烈に批判していました。

鈴木憲和 農水大臣
「備蓄米は残念ながら出るスピードも遅いし、私は1回も備蓄米を見ることがなかった」
その代わりに「おこめ券」などで消費者の負担を和らげたうえで、農家が経営を続けることができるコメ価格になるよう支援する考えを示しています。
スーパーで販売されるコメ5キロあたりの平均価格(10月19日までの1週間)は、4251円と7週連続で4000円台です。














