島根県浜田市の女子大学生が、殺害された事件から16年。この事件を風化させまいと、小学生たちが被害者の冥福を祈り、メッセージ入りのキャンドルホルダーを作りました。

このキャンドルホルダー作りは、浜田市と島根県立大学浜田キャンパスのしまね防犯サークル「SCOT」のメンバーが開催し、市内の原井小学校の5年生と6年生、およそ80人が参加しました。

児童たちは、メンバーの指導を受けながら、ペットボトルを使ったキャンドルホルダー制作に取り組み、中には「安全な町浜田」などといったメッセージを書き込んだ子もいました。

2009年10月、当時島根県立大学に通っていた女子大学生が殺害される事件が発生した浜田市では、毎年、キャンドルを灯し冥福を祈る追悼式「はまだ灯」を行っています。

しまね防犯サークル・SCOT 岡奈穂さん「こういった事件を知らない世代特に子どもたちにも知ってもらいたい。(はまだ灯に)参加してもらいたいなという思いで、今回、この企画を作りました。」

児童たち「平和を祈って書きました。」「浜田市でもう犯罪が起きないようにと思いながら作りました。」

「はまだ灯」は、島根県立大学浜田キャンパスで26日、1500個の灯りを四葉のクローバーの形にして灯す予定で、児童たちが作ったキャンドルホルダーも利用されます。