江戸時代の加賀藩を舞台に藩に仕える料理人の姿を描いた、映画「武士の献立」のミュージカル版が24日から、石川県七尾市の能登演劇堂で公演されます。

2013年に公開された映画「武士の献立」をもとにしたミュージカル版の本番を前に、23日は出演者らが最終リハーサルを行いました。

劇中では、被災地で処分される予定だった輪島塗を再利用する「つなぐおわんプロジェクト」の一環として、輪島塗の器が舞台に花を添えます。

また、能登野菜など地元・石川の食材を使った料理も見どころの一つです。

演出を担当・野口大輔さん「今まで加賀や能登の旅館でお客様を笑顔にするために使われてきた、食事を運んできたものが舞台という世界に来て我々と一緒に第二の人生を歩んでいるというのは考え深い」

和泉元彌さん「1つあるだけで空気が変わるというか心持ちが変わる。伝統的な物は素晴らしい」

舞台では、金沢市出身の北村真一郎さんも熱演を披露します。

ミュージカル「武士の献立」は24日と26日に上演され、会場では輪島塗の商品も販売されます。