「戦後80年」にあたり、天皇ご一家が初めて東京都慰霊堂を訪問されました。

天皇皇后両陛下と長女・愛子さまは、午後2時ごろ、東京・墨田区の「東京都慰霊堂」に到着し、小池都知事らの出迎えを受けられました。

慰霊堂には東京大空襲や関東大震災の犠牲者がまつられていて、ご一家は霊殿に白い花をたむけたあと深く拝礼。

その後、空襲で家族を失った遺族とも懇談されました。

陛下は「どなたがお亡くなりになりましたか」「残念でしたね」、皇后さまは「ご苦労なさったんですね」、愛子さまは「その時どちらにいらっしゃいましたか」などと真剣な表情で話されました。

「戦後70年」の2015年や「戦後50年」の1995年の節目には、そのときの天皇皇后両陛下が供花されていますが、現在の天皇ご一家が訪問するのは初めてです。

両陛下は「戦後80年」にあたる今年、小笠原諸島の硫黄島や、沖縄、広島、長崎を訪問し、各地で戦没者の慰霊を続けられています。