23日は霜が降り始めるとされる二十四節気の「霜降」です。広島市の縮景園では、恒例の「マツのコモ巻き」が行われました。

園内およそ360本のマツにはわらで作った「コモ」が巻き付けられていきます。「コモ巻き」はマツの害虫「マツカレハ」の幼虫が冬を越すため樹から地上に降りる習性を利用し、「コモ」に誘い込んで駆除するための作業です。

23日朝の広島市中区の最低気温は12.5℃で平年並みですが、今シーズン、最も寒い朝となりました。

来園者「急に寒くなってきちゃったので、着るものに…東京は12度ですよ」

庭師・高森俊正さん「コモが巻かれたら冬が訪れるんじゃなと言うことを、お客さんにも季節を感じてもらえたらと思います」

コモは来年3月初めの「啓蟄の日」に取り外されます。