九州農政局は今年の長崎県産米について、作柄は平年をやや上回り、収穫量も前の年を上回るとの見通しを発表しました。

九州農政局によりますと9月25日時点の今年の長崎県産米の予想収穫量は主食用のコメが4万4800トンで、去年と比べて600トン、率にして1%多くなる見込みです。

これは、主食用の水稲の作付面積が9460ヘクタールと去年より100ヘクタール増えたことなどが主な要因です。

また、作柄の良し悪しを示す「作況単収指数」は103で平年の収量を3ポイント上回っています。

なお、今年から統計基準が変更されていて、今回の数値は粒の小さな米を除いた、生産者の実感に近い新しい基準で算出されています。

九州農政局は「今後の天候によって収穫量は変動する可能性がある」としています。