23日午前8時半ごろ、札幌市西区西野の公園に、子グマとみられる2頭が出没しました。1時間ほど経過した午前9時半の時点でもクマはその場に居座っていて、札幌市は「緊急銃猟」を実施する方針を固めました。

クマが出没したのは、札幌市西区西野8条9丁目の「すみれ公園」です。

23日午前8時半ごろ、近くで道路作業をしていた男性から「公園の西側の山ののり面に、クマが2頭いる」と警察に通報がありました。

警察によりますと、クマは体長1メートルほどの2頭で、大きさから子グマとみられています。

現時点で人や建物などへの被害は確認されていませんが、最初の通報から1時間ほど経った午前9時半の時点でも、クマはその場に居座っていて、警察官、ハンターが出動し、現場では警戒が続いています。

このクマについて、札幌市は緊急銃猟を実施する方針を固めました。現場では22日も同じクマとみられる2頭が出没していて、札幌市は銃猟以外に危険を排除することができないと判断しました。

緊急銃猟が実施されれば、全国で5例目となります。

緊急銃猟に伴い、周辺では通行制限や避難誘導が行われます。