臨時国会が21日に招集され、自民党の高市総裁が、女性として初めて内閣総理大臣に選ばれました。宮城県関係の国会議員も慌ただしく国会にむかい、それぞれ一票を投じました。

21日から始まった臨時国会。
宮城選挙区選出の自民党・桜井充参院議員です。

自民党・桜井充参院議員:
「初の女性総理なので、どういう改革をされて、我が国をどう進めていくのか、非常に楽しみ」

一方、立憲民主党の岡本章子衆院議員は。

立憲民主党・岡本章子衆院議員:
「与党で女性でここまで積み重ねてきた努力は、ものすごいものがあったと敬意を表します。一方で決められる政治ができるのか」

自民党・森下千里衆院議員:
「高市新総裁の名前を皆さんと書けることはうれしく思います。少数与党で比較第一党だが、その重みを感じながら名前を書かせていただきたい」

緊張感に包まれる中、県関係の国会議員も慌ただしく議場へ向かいました。

午後1時から始まった衆議院の本会議。
総理大臣指名選挙が行われ、宮城4区選出の立憲民主党・安住淳衆院議員や宮城5区選出の自民党・小野寺五典衆院議員らが、それぞれ一票を投じていました。
そして…

選挙の結果、自民党の高市早苗総裁が、内閣総理大臣に選出されました。憲政史上初めての女性総理です。

閉会後、県関係の国会議員からは、今後、物価高への対策を急ぎたいとの声が聞かれました。

立憲民主党・鎌田さゆり衆院議員:
「いわゆるタカ派と呼ばれるかたがたで政権がつくられるだろうと心配しています。ガソリン税の暫定税率の廃止法案をすでに出しているが、これを来週すぐ議論できるように成立させる、これは期待している反対していないので」

自民党・小野寺五典衆院議員:
「初めての女性というより、今まで改革を訴えてきた方なので、期待を一身に受ける立場かと。年内にも結論を出さないといけないガソリン・軽油は、各党の意見を聞きながらしっかり前に進めたい」

なお、新政権で県選出国会議員の入閣はありませんが、復興大臣には、静岡選挙区の牧野京夫(まきのたかお)参院議員が起用されます。