JR博多駅のホームの屋根で、次世代エネルギー「ペロブスカイト太陽電池」の実証実験が始まりました。

JR博多駅では、10月1日からホームの屋根を使って次世代のエネルギーとして注目されている「ペロブスカイト太陽電池」の実証実験が行われています。

RKB 和田有加 記者
「太陽光パネルというと重く頑丈なイメージですが、こちらは軽くて薄くこのように曲げることもできます」

特殊な結晶構造を持つ「ペロブスカイト」は、薄くて柔軟性があるため、小さな屋根や凹凸のある壁など、従来の太陽電池設備を設置できなかった場所への応用も期待されています。

21日午後、見学に訪れた福岡県の服部知事は、「県が掲げる2050年カーボンニュートラルの実現に向けた大きな一歩になると思う」と述べました。

今回の実証実験は、約1年間を予定していて、発電効率や耐久性、季節ごとの変化などを詳しく確認していくということです。