富士山の保全や適正な活用を推進する静岡県議会の特別委員会の4回目が10月21日に開かれ、山梨県富士吉田市の職員などから取り組みについて説明を受けました。担当者からは弾丸登山を抑制するための取り組みが共有されました。
10月21日に開かれたのは、富士山の保全と活用、オーバーツーリズム対策を検討するための県議会の特別委員会です。
4回目の今回は、富士山・吉田ルートがある山梨県富士吉田市の職員らが参加し、夜間にゲートを閉鎖したり、外国人向けの看板を設置したりすることで弾丸登山が減少する効果がみられたと話しました。
<富士吉田市富士山課 羽田正利課長>
「軽装などについては指導して、装備が足りない場合は5合目の売店でレンタルとか、山の装備を購入することができますので、そちらを促しながら入山するようにということを進んで取り組んだ」
議員からは警察や各自治体とともに運営する安全指導センターや、8合目に設けている救護所などについて質問がありました。特別委員会は県議会2月定例会に向け報告書にまとめる方針です。