熊本県は、今年8月の記録的な大雨で多くの被害が出た上天草市で、仮設住宅の建設を始めました。

上天草市では、8月の大雨で625戸の住宅が被害を受けました。

そのため、県は、昨日(10月20日)から上天草市松島町で仮設住宅の建設を始めました。

「上天草市合津仮設団地」の建設現場では、トラックに載せて移動できるコンテナ型のムービングハウス5棟、合わせて10戸分を整備し、水道などの工事も進めます。

県によりますと、この仮設住宅の建設には、内閣府が今年6月から運用を始めた「DーTRACE(ディートレイス)」という災害対応車両登録制度を全国で初めて活用していて、建設費用の一部は国が災害救助法に基づいて負担します。

この仮設住宅は今日(10月21日)から上天草市のホームページで入居の募集をし、来月下旬ごろから2年間住むことができます。

これで、今年8月の大雨被害に伴う仮設住宅は、建設型と賃貸型を合わせて151戸となります。