青森県五所川原市で、こども園と近隣の高校による合同の避難訓練が初めて行われました。高校生たちが園児を誘導していて、こども園にとって大きな手助けとなりました。

五所川原市湊にある「こども園さかえ」では毎月、避難訓練をしていて、今回初めて隣接する五所川原工科高校と合同で実施しました。

20日は近くを流れる十川の水位があがり、避難指示を発令する目安に到達したさい、避難場所である高校の校舎2階まで移動する手順を確かめました。

これまでの訓練は、高校の玄関先に着いた段階で終了していましたが、今回は高校生が園児たちを誘導しながら実際に2階まで移動します。

こども園は0歳児もいるため、高校生の協力は大きな手助けとなります。

訓練に参加した園児は
「たいへんだった。さむかった。つかれた」

五所川原工科高校 山口正実 校長
「住民の方々に(高校が)すぐに避難できる場所であるということを認識していただくためにも、もっと災害意識を高めて、いざという時に対応できるように訓練は続けていきたい」

五所川原工科高校は、次回の合同訓練からは地域住民にも参加を呼びかける方針です。