「四万十川ウルトラマラソン」が19日、開催されました。2000人あまりのランナーが100キロと60キロの過酷なレースに挑みました。

まだ夜が明けぬ、午前五時半、100キロの部のランナーが高知県四万十市蕨岡をスタートしました。2025年で31回目を迎える大会には100キロと60キロの部に国内・海外からあわせて2082人が出場しました。四万十市西土佐では沈下橋を渡るランナーに地元の人たちから声援が送られます。

給水所では地元のボランティアが飲み物やバナナなどでランナーを”おもてなし”スタートからおよそ7時間、静岡県から初めて出場した板垣辰矢(いたがきたつや)さんがトップでゴールしました。

(100キロの部・男子 優勝 板垣辰矢さん)
「はじめの峠を越えてからのアップダウンがずっと続いててきつかったですね。予想以上にタフなコースでした。景色も綺麗でほんとに良かったです」
女性の部は2024年に続いて出場した千葉県の高野温菜(たかのはるな)さんが自己ベストを4分縮めて初優勝を果たしました。

(100キロの部・女子 高野温菜さん)
「やっと終わったって感じです。給水所とかエイドにいる地元のおばあちゃんに凄く癒されました」
主催者によりますと出場者の7割近い1418人が完走したということです。