岐阜県高山市が小中学生に、クマよけの鈴の貸し出しを始めました。

全国的にクマの出没が増え、クマよけの鈴「クマ鈴」の在庫が不足する中、高山市では小中学生のうち、6割近くが持っていません。

このため高山市は、クマの出没頻度が高い地域から順にクマ鈴の貸与を始めました。

きょうは10月12日に75歳の男性が、親子とみられるクマに襲われ大けがをした岐阜・上宝町の本郷小学校で、クマ鈴を持っていない児童の8個分が手渡されました。

(児童)
「家の付近でも出ている。自分が襲われたら怖い」

(高山市教育委員会 都竹辰利さん)
「鈴を付けていただいて、クマとの遭遇を少しでも減らすようにしていただきたい」

高山市では、年内に約3000個を小中学生に貸し出す方針です。