10月9日、名古屋駅では「ナナちゃん」の解体作業が行われていました。全長6メートルほど。頭や胸など7つのパーツに分かれていて、1つ1つ丁寧に地上に降ろされていきます。
(名鉄百貨店広報・上村嘉臣さん)
Q.これは何してる?
「初めてナナちゃんの健康状態をチェックする」

今回行われていたのは撤去ではなく、ナナちゃんの健康診断。バラバラに分解されたナナちゃんをパーツごとに3Dスキャンし、サイズや体積を精密に測定。重さや劣化状態など、詳細にチェックしていきます。
半世紀以上ものあいだ、名古屋駅前に立ち続けてきたナナちゃん。その表面だけでなく、接合部分や内部にも傷や劣化が見つかり、そこには歳月の重みが確かに刻まれていました。


しかし、なぜいま健康診断なのでしょうか?
(上村さん)
「名鉄百貨店が来年2月に店舗営業が終了する。今後ナナちゃんがどうなるか分からないので、何があっても大丈夫なように、細かい情報を取得して将来に備える」















