1949年に旧国鉄の東京・三鷹駅で6人が死亡した「三鷹事件」をめぐり、死刑が確定して病死した元運転士の遺族による再審請求審で、弁護団は先ほど、再審請求人の元死刑囚の長男が亡くなっていたと明らかにしました。これにより、再審請求審が終了することになります。
「三鷹事件」は、旧国鉄の三鷹駅で1949年に無人の電車が暴走して脱線し6人が死亡したもので、電車転覆致死の罪で元運転士の竹内景助・元死刑囚の死刑が確定しています。
竹内元死刑囚はその後病死し、長男が3度目の再審請求をしていて、東京高裁で審理が行われています。
弁護団はきょう、再審請求人の竹内元死刑囚の長男(82)が今年5月に亡くなっていたと明らかにしました。
再審請求人が死亡すると手続きは終了することになります。
弁護団は、「次の再審請求を申し立てるご遺族の方がいるか、何も分かっていない。今後についてはこれから検討する」としています。
「三鷹事件」の再審請求審をめぐっては、11月の裁判で鉄道設備の専門家の証人尋問が行われる予定でした。
注目の記事
『あの外国人女性はどこに?』1970年万博パビリオンで忘れられない出会い 77歳男性の願い叶うか―― 55年ぶりの万博で起きた奇跡に密着

「ママ、涙が止まらなかったんだよ」2歳の娘にいつか伝えたい 消えたぬいぐるみ「コアちゃん」のこと 40軒の聞き込みとSNS、海を越えた宝探しが繋いだ“再会”

父親の腎臓を移植した男性 「使命感で」体育教師の夢捨て人工透析の技士に 31年後に再発、また透析生活…次に命をつないだのは-

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

原因はまさかの“ヘビ”…変電所内で体長約1.5m、焦げた状態で見つかる 県西部で約7100世帯の停電 富山

【1300年ぶり天体ショー】“一生に一度の輝き” 緑に光る“レモン彗星”最接近へ 島の天文台館長が伝授「日の入り後1時間」の勝負

