広島市安佐南区の住宅地「平和台団地」で秋祭りがあり、地元の県立安西高校に通う生徒24人がみこしを担いで練り歩きました。

生徒らは「わっしょい」と威勢の良い掛け声を響かせながら約10㎞を練り歩き、供え物の酒と小魚を受け取った住人の前でみこしを大きく上に3回、持ち上げます。

みこしを担いだ高校生は「どのくらい重い?」という記者からの質問に対し「ゾウの赤ちゃんくらい重い」と答えました。

平和台団地の秋祭りは、約50年の伝統があり、かつては秋祭りを運営する町内会のメンバーがみこしを担いでいましたが、時代とともに高齢化が進み担ぎ手が減少。そこで、2014年に町内会が住宅街の中にある安西高校に協力を依頼したところ、学校側はこれを快諾し、生徒がみこしを担ぐようになりました。

住民は「年に1回の祭りで活気があることが嬉しい。若い人たちから元気をもらえた」と話しました。