プライベートも充実しています。

仕事終わりに、同僚と食事や飲みに行くこともあるそうです。

上田悠右さん
「7人で店に行って、ギョーザを28人前とラーメン1杯ずつみたいな」

若い社員が集まって、自主的に技術の勉強会を開くことも。同僚にも恵まれたと言います。

後輩 石田日向さん
「本当に大阪出身なのかっていうぐらいだいぶなじんでますね。僕らと一緒に飲むことがとても好きみたいな人で、よく誘ってもらって、こういうことしよう、ああいうことしようっていうのを一緒に語って、楽しく会話させてくれるような人ですね」

休日は、妻とのドライブや木工を楽しみます。

上田悠右さん
「(押し入れの)一部、僕の工具、作業スペースと、下を本棚風にして、図工室と図書室みたいな」

家の外には作業用のスペースを設けました。

上田悠右さん
「おのとかナタの柄を作るとか、その柄を自分の好きな長さ、使いやすい長さ、仕事を進めやすい長さに作るのが僕の趣味っていうか、こだわりで」

知り合いに頼まれて作ることもあるそうです。木のアクセサリーに、チェーンソーの刃を加工したキーホルダーなども作っています。

上田悠右さん
「ただただ楽しい。自分の好きなものを想像して形にする」

大阪ではできなかった、山口ならではの休日の過ごし方。

妻 上田歩美さん
「(最初は)ちょっと寂しそうな感じはありました。古い友人と通話を毎晩したりとか」

徐々に知り合いが増え、交流の幅は広がっていきました。

妻 上田歩美さん
「山口に来て、知り合いというかよくしてくださる人もたくさんいるので、そういった人々の力になりながら、私たちもまた生活をちょっとずつ作っていきたいなという風に思ってます」

山口に移住して、仕事もプライベートも充実した生活を送る上田さん。これからの夢を聞くと。

上田悠右さん
「今の林業に就いてるからこそ、林業作業員としてだけじゃなくて、環境的なことも見ていきたいし、木のことももっと勉強していけたらなといろいろ考えてることは多くて」

「これからも山とともに生きたい」。

自分の「好き」の気持ちから始まった見知らぬ山口での生活は、上田さんにとって人生の大きな糧となったようです。