モンゴルの首都で政府の腐敗に対する大規模な抗議デモが行われ、一部が警察と衝突しました。

AP通信などによりますと、5日、ウランバートルの政府庁舎前で行われた抗議デモには、氷点下15度を下回る中、若者を中心に数千人が参加しました。

4日から続くデモは、中国への石炭輸出に絡む政府高官の横領疑惑に市民の怒りが噴出したもので、政府庁舎に乗り込もうとする参加者の一部と警官隊の間で衝突も起きました。

モンゴルでは新型コロナなどの影響でインフレ率が15%を超え、市民生活が打撃を受けていて、抗議デモの背景には政府の経済対策への不満もあるとみられています。