オレオレ詐欺など特殊詐欺の被害が相次ぐ中、愛知県警はコンビニとの連携強化に向けた訓練を行いました。

愛知県内のことしの特殊詐欺の被害は、9月末時点で1429件。被害総額は60億円あまりに上っていて、この10年間で最悪のペースで推移しています。一方、警察への通報などで被害を未然に防いだケースは559件確認されていますが、3割以上にあたる186件がコンビニ店員の声かけがきっかけでした。

愛知県警港署が10月17日、「ファミリーマート港春田野店」で行った訓練では、従業員が高額の電子マネーを購入しようとする客に、使い道を細かく確認し警察に通報するまでの手順を確認しました。

(ファミリーマート従業員)
「お客さんに購入目的を聞き続けることが重要だと思った」

港署は「24時間営業のコンビニをはじめ、社会全体で見守ることで防犯につながれば」と話しています。