自民と維新の連立協議が始まり大きく政界が揺れるなか、”野党連携のキーマン”安住幹事長が今後の野党連携の展望を語りました。
TBS報道局 岩田夏弥政治部長:
安住さんに一つお聞きしたいのが、維新がすごく(自民に)近づいているように見えますけれど、やっぱり「これ駄目だ」と言って戻ってくる、つまり連立に入らないということもまだまだありうるとお考えですか?

立憲民主党 安住淳幹事長:
だから(野党3党)幹事長会談は今、中断してるんですね。私と榛葉さんで。ちょっと1回様子見ようということで。維新側はこれはもう正直に「壊れたらまた参りますのでよろしく」って言ってるんですよ。だから、今待ってるんですけど。
恵俊彰:
(野党統一候補の可能性が)なくなったわけじゃないですよね?
立憲民主党 安住淳幹事長:
中断してるだけですよ。
恵俊彰:
20日ですか?期限は。
立憲民主党 安住淳幹事長:
今日中に何とかしたい、何とかいくかどうかは分からないけれども今日中に。我々には迷惑な話で、ずっと土日待ってなきゃいけないから。今日中にはなんとかしますって言ってましたよ。
政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
今日中にできればいいですけれども、これは自民党内の党内調整の問題になってくるから月曜日になるかもしれません。
恵俊彰:
でもそこまでは安住さんもお待ちになると?
立憲民主党 安住淳幹事長:
いや~これは自民党はもう、大変申し訳ないけど文章的なことは極めて政治文学得意ですからね、それで維新も飲むかもしれないけど、実際スタートした後どうなのかというと、茨の道じゃないかなって思ってますね。
恵俊彰:
維新が例えば連立を組んだとしたら国民民主党とはどう向き合うんですか?
立憲民主党 安住淳幹事長:
今までと一緒で、国会運営上は仲良くやってるんですよ、法案対応にしても。そういう点では戻るんですけど、そこに新たに公明の皆さん入ってきていただくので、我々としては非常に公明党の皆さん含めてやりやすくはなるとは思います。
恵俊彰:
そういう図式に変わっていくと。
政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
そうですね。穏健の保守でまとまっていくのが、立憲とか国民民主あるいは公明党という形。保守の中でもちょっと強硬な人たちが自民党になっていくと、そういう別れ方なんじゃないかと思いますね。
立憲民主党 安住淳幹事長:
公明党も中道路線の結集と言っているのは、意外と政治的には大きな話ですよね。首班指名以上に大きい話っていうのは、政治記者みんな分かっているはずですよ。
恵俊彰:
どういうふうに大きいんですか?
TBS報道局 岩田夏弥政治部長:
そんな偉そうなこと申し上げられませんけど、いわゆる二大政党のような形に将来なるんじゃないかと言われていましたが、結局多党化していった。ただ今こういった形で自民党が若干右側に寄っていってるようなときに公明党が離れて、例えばもう少し中道あるいは若干左寄りかもしれませんけれども、そういう大きな塊を立憲・公明が中心になって作ってくる可能性があるってことですね。
立憲民主党 安住淳幹事長:
僕はだから、本当に玉木さんには一緒にやろうよと。ずっとやってきたんですから、今まで。今は離れてますけど同じ党でずっとやってきたんだから、やろうよと。
恵俊彰:
その気持ちはまだあるわけですもんね?
立憲民主党 安住淳幹事長:
今からでもありますよ。例えば応援してもらってる連合なんかを中心に議員団はずっと一緒に行動してるんですよ。党は別々だけど。玉木さんと榛葉さんを除けば、皆さん意外と親しいんだけれども、玉木さんと榛葉さんはうちと違う違うっておっしゃるから、私も必死のパッチなんですよ。そんなこと言わないでと。だって政策作りとか結構一緒にやっているわけだから。
毎日新聞専門編集委員 佐藤千矢子氏:
首相指名選挙、これ野党の統一候補がなくなった場合、1回目は野田さんと書くのか、あるいは押しかけ的に玉木さんと書く可能性があるのか。
立憲民主党 安住淳幹事長:
それはこれから相談ですけども、すっきりいきたいなという感じになってくると思いますね。維新の皆さんが(自民党と)一緒にやるというんだったら。ただまだこれちょっとよく分からないので我々も待ってるんですよ。
恵俊彰:
その答え次第と。
立憲民主党 安住淳幹事長:
それはもう。
(ひるおび 2025年10月17日放送より)