土地や建物を購入した際などにかかる不動産取得税について、静岡県はチェックが不十分だったことなどから、1000万円を超える課税ミスがあったと発表しました。

静岡県によりますと、今回確認された課税ミスは静岡県内5つの財務事務所で合計40件、金額ベースで1050万円あまりです。2022年7月、下田財務事務所で納税者からの問い合わせをきっかけに調べたところ、本来、対象にならないはずの建物に課税するなど32件のミスが発覚しました。

この問題を受け、他の財務事務所でもあらめて不動産取得税について調べてみたところ、相次いで課税ミスが見つかったということです。県は、課税の対象となる条件のチェックが不十分だったとしていて、確認された課税ミスについては納税者に謝罪、説明した上で差額を還付するとしています。