東日本大震災で被災した海岸防災林の復活を目指そうと、宮城県東松島市の沿岸部で、クロマツの植樹が行われました。

宮城県東松島市の浜市地区で行なわれた活動には、森林組合の職員や漁師ら約50人が参加し、市が所有する土地にクロマツの苗木約600本を植えました。

浜市地区には震災前、強い潮風や砂の害から農地などを守る「海岸防災林」が広がっていましたが、津波で大きな被害を受けました。

震災後は、地元住民の協力を受け、防災林の復活を目指し植樹が続けられています。

石巻地区森林組合・大内伸之・組合長:
「山に植えるだけではなく、海とのつながりも大事。広く県民に知ってもらう願いも込めている」

10月17日は、9年前に植えたアカマツの剪定も行われました。参加者たちは、防災林の順調な生育を願いながら作業を進めていました。