石川県議会12月定例会は、6日から質問戦です。来年3月に運航が再開する国際クルーズ船について、馳知事は、金沢港のクルーズ拠点としての地位の確立に向け取り組んでいきたいと述べました。

コロナ禍で2020年3月に運航を停止したクルーズ船をめぐっては、政府が国内に寄港する国際クルーズ船を、来年春から再開させる方針を決定しました。

代表質問に立った自民党の安居知世議員から県としての今後の対応を問われた馳知事は、すでに来年の再開を見据え先月アメリカで開催されたクルーズ船の見本市に職員を派遣し、金沢港の魅力をPRする体制を整えていると述べました。

馳知事
「検疫・税関等の国の関係機関や保健部局とも十分に連携し、万全の体制で受け入れできるよう準備を進める。金沢港のクルーズ拠点港としての地位を確かなものとしさらなる飛躍に繋げていきたい」

このほか、家族の世話や家事を子どもが日常的に担うヤングケアラーについて問われた馳知事は、その存在を早く発見し、広く県民に周知することが極めて重要であるとの認識を示しました。