熊本市内のコンビニエンスストアで、強盗に対応する訓練が行われました。

事件が多くなることが懸念される年末を見据え、熊本南警察署と地域の防犯協会が主催したものです。

大手コンビニチェーン4社の従業員、約20人が参加しました。

訓練の様子「出せ!出せ!お前出せるだろ!」

熊本県内では、今年6月に宇城市のコンビニに刃物を持った男が押し入り、現金10万円を奪う強盗事件が起きていて、参加者は「身の回りで起きる恐れがあること」として、訓練にあたっていました。

参加したコンビニ店員「もしこういう状況になっても、冷静に対応できるようにしたい」

また、今年県内で過去最多の7億円を超える被害が報告されている「電話で『お金』詐欺」(特殊詐欺)についての訓練も実施されました。

県内のコンビニではギフトカードを購入するよう誘導され、だまし取られる事件もあったため、被害が出る前に客に思いとどまらせるよう説得する対応を確認しました。

熊本南警察署 生活安全課 多久博章課長「身の安全を図るためには遠慮なく警察に相談、110番通報をして頼ってほしい。すぐに駆け付けたい」