2023年、宮城県南三陸町で見つかった人の骨の一部が、東日本大震災で行方不明となっていた山田町の当時6歳の女の子のものと分かり、家族のもとに14年7か月ぶりに引き渡されました。
身元が判明したのは震災当時6歳だった山田町の山根捺星さんです。
16日は父、朋紀さんと母の千弓さん、そして兄の大弥さんが遺骨を受け取るため、南三陸警察署を訪れました。
捺星さんは震災発生当時、山田町の自宅で津波に襲われて行方不明になりました。
2023年、南三陸町の建設会社で見つかった下あごの骨の一部が、DNA鑑定などの結果から先月、捺星さんのものと判明しました。
震災から14年7か月の16日に母、千弓さんに捺星さんの遺骨が手渡されました。
(手渡す場面)
「長い間お待たせしました」
(山根千弓さん会見)
「たった6年間という短い娘を育てた(時間の)短さを、改めて感じています。にこにこして、ママーて言っているかなと想像しています」
捺星さんは家族とともに、ふるさとの山田町に帰ります。