1979年に9人が死傷、車173台が焼失した東名日本坂トンネル事故を教訓に、10月16日、現場で救出訓練などが行われました。中日本高速は「人が変わっても教訓を継続できるよう毎年実施している」としています。

16日の訓練は東名高速上り線の日本坂トンネル内で乗用車2台とバス1台が絡む事故が発生し、乗用車が炎上しているという想定で実施されました。

消防や警察など約100人が参加し、炎上した車の消火活動や車内に取り残された運転手を救出する訓練などが行われました。

<中日本高速道路 静岡保全・サービスセンター 小池隆志所長>
「当社の事務所にいるメンバーでも、(日本坂トンネルの事故を)体験した人は1人もいない状況です。毎年、訓練を実施することで日本坂トンネルの管理をしていく中で、人が変わっても継続できることが重要だと考え、毎年実施している」

中日本高速は、事故を起こさないために「法定速度を守り、車間距離をしっかりと保った運転を心掛けてほしい」と呼びかけています。