長崎市の大中尾棚田の生産者が棚田米の美味しさをPRしようと10月15日、鈴木市長に今年の新米を贈呈しました。

白くふっくらとした米。今月上旬に収穫されたばかりの新米です。

長崎市の大中尾棚田は「日本の棚田百選」に選ばれていて、およそ8ヘクタールの棚田でヒノヒカリなどを栽培しています。

生産者らが市役所を訪れ、鈴木市長に30キロの新米を贈呈しました。ことしは台風の接近が少なかったため、去年と比べ粒が大きく育っているということです。

長崎市・鈴木市長「美味しい。まごころがこもっている味ですね」

大中尾棚田では棚田の保全・継承の一環で「棚田オーナー制度」を行っていて、今年は米の値上がりなどを背景に定員を超える応募がありました。

しかし、生産者の高齢化などですべての応募を受け入れるのは現状では難しく、人手の確保が課題となっています。

大棚田保全組合・尾崎 正博会長「とにかく担い手不足なので、地域が活性するように頑張りたいと思います」

贈呈された新米は、来月開かれる市のイベントで活用されるということです。