2024年パリオリンピック、レスリング女子57キロ級金メダリスト櫻井つぐみ選手が10月12日(日)、静岡県・焼津市で行われる大会に出場します。パリオリンピック以来1年2カ月ぶりの大会出場を決めた理由や、地元・高知のレスリングへの思いを聞きました。

パリオリンピックレスリング女子57キロ級。櫻井つぐみ選手(高知・香南市出身)は、オリンピック初出場ながら世界の強豪を次々に倒し、金メダルを獲得。

高知県勢92年ぶりの金メダル、さらに幼なじみの清岡幸大郎選手(高知市出身)との2階級制覇となり地元は大いに盛り上がりました。

あれから1年2カ月。パリオリンピック後はレスリングの大会に出場してこなかった櫻井選手ですが、10月11日(土)~12日(日)に行われる全日本女子オープンレスリング選手権(静岡・焼津市)に出場します。(櫻井選手は12日に出場)

◆櫻井つぐみ選手
「レスリングも練習していたので、その試合にちょっと出てみようかなって。なんか、軽い気持ちというか。今まですごい1試合1試合重たい試合が多かったので、気楽にレスリングを楽しむ意味で出ようかと」

3歳の時、父・優史さんが立ち上げた「高知レスリングクラブ」で競技を始めた櫻井選手は、優史さんが監督を務めていた高知南高校時代まで、父の厳しい指導のもとレスリングに打ち込みました。

大学はレスリングの強豪、群馬県の育英大学に進学し、世界のトップ選手に成長しました。

全国中学生選手権3連覇、全日本選手権優勝、世界選手権優勝。大きな大会に出場し続け、結果を残してきた櫻井選手。

パリオリンピック金メダル獲得後のインタビューでは喜びがあふれました。

◆櫻井つぐみ選手(パリオリンピック)
「ここで優勝するために練習してきたので、いろいろな人に支えてもらってここまで来ることができて、優勝できて本当によかったです。(金メダルを取った景色は)本当に最高です」

プレッシャーの中、常に勝利と頂点を追い続けてきた櫻井選手は現在、高知大学大学院でスポーツ指導について学びながら後輩への指導も行っています。