人口減少、高齢化が進む山形県内で影響が顕著に表れているのが「農業」です。この農業の世界に新たに飛び込んだ男性がいます。SNSを駆使しながら活動する姿を取材しました。
川西町で農家を営む笹木廉さんです。去年から祖父と共に農業を始め”米利休”(こめのりきゅう)を名乗っています。

米利休「農業って天候のリスクはあるけど、めちゃめちゃ需要がある作物なので、リスクでいうとかなり低い。長く食べていくのにはいいのかな」
26歳の笹木さんは、学生時代に通販事業を行ったり、ゲーマーとして活動したりと農業とは無縁な生活を送っていました。
しかし、祖父が営む農業が廃業寸前だったことから農業について考えるようになりました。可能性を感じたのも最近のことです。

米利休「(Q 昔から農家に興味があったんですか?)それがですね、まったくなくて。何なら農業を絶対にやらないぞという信念で生きてきた」
その信念を曲げて農家の道を選んだ笹木さん。農業については素人でしたが、自身の強みがその道に進む力になりました。