10日午前、大分県佐伯市の横断歩道で乗用車にはねられて死亡したのは、近くに住む80歳の男性とわかりました。

10日午前6時40分ごろ、佐伯市池船町の市道交差点で、横断歩道を渡っていた男性が左折してきた乗用車にはねられました。男性は体を強く打ち、佐伯市内の病院に運ばれましたが、およそ1時間後に死亡しました。

警察が身元の確認を進めた結果、亡くなったのは近くに住む80歳の吉野内義彦さんと判明しました。死因は急性硬膜下血腫でした。

警察は乗用車を運転していた佐伯市鶴見の井上幸喜容疑者(72)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕し、今後容疑を過失運転致死に切り替えて捜査する方針です。

警察によりますと、井上容疑者は男性をはねたあと、対向車線に停止していた乗用車にも衝突したということです。対向車線の乗用車を運転していた40代の男性にけがはありませんでした。

現場は横断歩道と信号機が設置されている交差点で、警察は事故の原因を調べています。