美容医療大手の「麻生美容クリニックグループ」が、大阪国税局から約60億円の申告漏れを指摘されていたことが分かりました。

関係者によりますと、約60億円の申告漏れを指摘されたのは、薄毛治療の「AGAスキンクリニック」などを展開する「麻生美容クリニックグループ」で医療機器の販売などを行う「IDEA」と、その傘下の6法人です。

6法人は、IDEAなどから医療機器などを仕入れる際、価格を過大に計上。患者からの前受け金の一部も計上せず、2023年までの5年間で約57億円の申告漏れがあると指摘されたということです。

また、IDEAについては、意図的に売り上げから外す「所得隠し」が約3億円確認されたということです。

IDEAと6法人への追徴課税額は合計で約10億円にのぼります。