青森県警と児童相談所が連携して虐待を受けた子どもを保護するため、立ち入り調査の合同訓練が青森市で行われました。
県警察学校で9日、県警と県内6つの児童相談所が児童虐待防止の対応力向上を図るため、合同訓練を行いました。
訓練は家庭内で虐待の疑いがあることを想定し、任意の「立ち入り調査」と裁判所の許可状によって、強制的に家に立ち入る「臨検・捜索」が行われました。
立ち入り調査は任意のため、保護者に調査の必要性を説明し、理解を得ることがポイントとなります。
訓練では、なかなか保護者の協力が得られず対応は難航します。
訓練開始から30分。
警察官が保護者を落ち着かせながら、児童相談所の職員が子どもに聞き取りをし、保護することができました。
参加した警察官 吹切香大 巡査長
「児童相談所と一緒に立ち入り調査をしたことがなかったので。訓練でどのようなことをするかイメージできたので、今後の仕事に役立つと思う」
参加者は、実践的な訓練を通して対応の手順や連携の仕方を確認していました。