竜巻で1100棟以上の住宅が被害を受けた静岡県牧之原市で10月9日から被災者生活再建支援金の申請受け付けが始まりました。
台風22号に続き、台風23号によっても県内は影響を受ける見込みで、住民は危機感を強めています。
10月9日の朝、県内に最も近づいた台風22号。沿岸部では、船を係留するためのロープを増やすなどの対策をしていました。復旧作業が続く牧之原市では風は吹いたものの、大きな被害はありませんでした。
<住民>
「一番近づくのが朝6時と言われていたが、そんなに影響はなかったです」
住民は10月13日に静岡県内に近づく見通しの台風23号を心配しています。
<住民>
Qまた週末にもしかしたら?
「また、来てるんでね。不安、不安。瓦が屋根にのっているので、そのまま。それが飛ぶのがね。台風が来るのが一番心配」
台風23号は、週末から県内に影響を及ぼす見込みで、13日、3連休の最終日に最も近づく予想です。
悩みの種が尽きない被災地ですが、9日から被災者生活再建支援金の申請の受け付けが始まりました。
対象となるのはり災証明書で
・「中規模半壊」以上と認定された世帯
・半壊以上で住宅を解体する世帯
です。
住宅の被害程度に応じて支給される基礎支援金と、住宅の建て替えや補修など再建方法に応じて支給される加算支援金、合わせて、最大300万円が支給されます。
会場には受け付けの開始から多くの人が訪れ、申し込みをしていました。
<申請に来た住民>
「(支給まで)1か月半から2か月くらいかかると言われた。家の色々なところにお金がかかってきますので、そっちの方にすべて回さないと無理だと思うので、そういう風に使っていきたい」
申請期間は基礎支援金が災害のあった日から13か月以内、加算支援金が37か月以内です。