初演から10周年を迎えるミュージカル『DEATH NOTE デスノート THE MUSICAL』の製作発表が行われ、加藤清史郎さん、渡邉蒼さん、鞘師里保さんら豪華出演陣が顔を揃えました。

「週刊少年ジャンプ」に連載され、映画やドラマ、アニメなどこれまでにも幅広い展開を遂げ、社会現象にもなった人気漫画「DEATH NOTE」。そのミュージカル版となる本作は、2015年に日本での初演を皮切りに、韓国・ロンドンなど世界各地でも大ヒットを記録しています。


製作発表の冒頭、主人公の「夜神月(やがみ・ライト)」役を演じるダブルキャストの加藤さんと渡邉さんは、本編で歌われる楽曲「デスノート」を、2人で歌唱するスペシャルバージョンで披露。この日訪れた観客120人を一気にその世界観に引き込み、魅了しました。

続いて登場したのは、主人公・月のライバル「L(える)」役に抜擢された三浦宏規さん。これまで「のだめカンタービレ」の千秋真一役や、「千と千尋の神隠し」のハク役など数々の話題作品に出演し、おととし菊田一夫演劇賞を受賞した若手実力派俳優です。
ステージに登場する際の歩き方から視線、猫背の姿勢まで、すでにLが憑依したかのような三浦さん。同じく本編内の楽曲から「ゲームの始まり」を披露し、パワフルなロングトーンで観客を圧倒しました。

今回、作品に初参加する加藤さんは、2015年の初演を客席から鑑賞していたといいます。出演が決まったときは、 “嬉しいよりも先に驚きというか。実感の湧かなさといいますか…うぉ~!というか。あの「夜神月(ライト)」役?ライトってあのライトだよな?” と当初は戸惑ったことを明かしました。

一方の渡邉さんは、 “うちの父が数年前くらいから「おまえは夜神月をやるんだよ。やるべきだと思うんだ!」と” と、家族から熱くリクエストされていたことを告白。 “さすがに作品が大きすぎるから、地道に頑張るねと言っていたが(出演が決まったときは)本当に驚いた。父が本当に喜んでくれたので、一番身近なところで待ってくれている人がいるので全力を尽くしたい” と感慨深げに話し、これから始まる公演に向け、改めて気合いの入った表情を見せました。
すると「L」役の三浦さんから「実は母が…すみません嘘です(笑)」とボケると、会場や出演陣からは笑いが。日頃のチームワークの良さがうかがえました。
【担当:芸能情報ステーション】