今年のノーベル化学賞に選ばれた京都大学の北川進特別教授(74)。一夜明けて、改めて喜びを語りました。

 10月8日、ノーベル化学賞の受賞が決定した京都大学高等研究院の北川進特別教授(74)。9日朝、大学では職員らが拍手で出迎えました。

 その後、会見に臨んだ北川特別教授は…

 (京都大学 北川進特別教授)「(受賞が)発表されると、今まで“ただのおじさん”だったのが急に変わるんですよね、扱いが。皆さんのこの賞に対するこれからの期待を非常に感じた次第です。心新たに、また引き締めた」

 北川特別教授は、無数の細かい穴があいた「金属有機構造体」を開発し、そこに大量の気体を取り込めることを世界で初めて立証しました。

 快挙に学生たちは…

 (農学部3年生)「同じ京大で勉学に励んでいる身というか、同じ(分野)じゃないですけど、すごくうれしいなという気持ちでした。(受賞は)研究生活を続ける中でもすごく刺激になる瞬間でした」

 授賞式は、12月10日にスウェーデンのストックホルムで開かれる予定です。