高知市の義務教育学校「土佐山学舎」の児童が地元産のイチゴを使ったアイスクリームを考案しました。地元の魅力を大勢の人に知ってもらおうという取り組みです。
9月29日、土佐山学舎の3年生によるアイスクリームの商品開発が終盤を迎えていました。この日は販売する商品を決める日。商品開発に協力する高知アイスの従業員も参加し、子どもたちとどんなアイスクリームにするか考えました。

(児童)
「(カップの)まわりにもんちゃんいちごの写真を2個くらい入れて、もんちゃんいちごのもんちゃんたちの文字をいれたいです」
これまで授業の一環で土佐山特産の「もんちゃんいちご」について研究してきた子どもたち。冬が旬の「もんちゃんいちご」を1年を通して知ってもらいたいと、今年1学期の授業で「もんちゃんいちご」のソースを使ったアイスクリームを開発することにしました。おいしいアイスクリームに仕上げるため、工場を見学するなどし人気のアイスについて調べてきた子どもたち。教室で発表したあとはエプロンを着てアイスクリームの試作に挑戦です!
(児童)
「まだ作ったことがないから食べるのも初めて。食べたらどんな味がするのか楽しみです」
「(Q.もんちゃんいちごは食べたことある?)あるよ!」
「(Q.どんな味?)大きくて甘くておいしかった」
「(Q.どんなアイスができたらいい?)おいしいアイス!」

土佐山の豊かな自然の中で育てられ、大きくて甘みが強いのが特徴の「もんちゃんいちご」。アイスクリームにイチゴソースを「かける」「練り込む」「モナカに挟む」の3種類を試作し、どれを商品にするか決めます。

出来上がったアイスクリームを食べ比べ、子どもたちは真剣な表情でシートにそれぞれの評価を書いていきます。
(児童)
「めっちゃおいしかった。(アイスにソースを練りんだのは)味はね、イチゴとバニラが合体しちゅう」
「おいしい。イチゴのつぶつぶが残ってる」
(高知アイス 森下伸広 営業統括部長)
「もし作るんだったら混ぜた方が作りやすい。もし(イチゴソースを)かけるんだったらなんかしゅぽしゅぽでアイスの上にしぼらないかん」
みんなで話し合った結果、イチゴソースをアイスクリームにかけて販売することにしました。高知アイスのアイスクリームとイチゴソースがどちらも引き立つと考えたからです。

(児童)
「もなかともなかを挟むところが楽しかったです。アイスを買ってもらって、買ってもらった人がお友達に言ったりして広まってもらったらうれしいです」
「(アイスクリームが)溶ける前に混ぜるところが難しかったです。おいしいとかおかわりとか買ってくれたらうれしい」
(高知アイス 森下伸広 営業統括部長)
「とても楽しくやっているのがよかったですし、子どもたちの発想が豊かなので計画通りに子どもたちがことを進めているのが素晴らしかったと思っていました。しっかり形にしたいなと思います」
子どもたちは完成した商品を11月29日に開かれる「土佐山フェスティBAL(バル)」で販売する予定です。