福島県大熊町では震災後初めて、子どもが議員となって質問する「子ども議会」が開かれ、大人顔負けの質問が相次ぎました。

大熊町議会では、子どもたちに議会制民主主義の仕組みや町政への理解を深めてもらおうと「子ども議会」を開きました。出席した「子ども議員」は、町内の学校「学び舎(まなびや)ゆめの森」の生徒12人で、町の幹部職員たちを前に大人顔負けの質問を投げかけていました。

子ども議員・菅波瑠那さん「町の循環バスの利用者が増えた時にはバスの本数を増やしたり、大きなバスに変えたり、さらに席を増やすことが必要だと思う。運行改善の計画はありますか?」

吉田淳町長「循環バスの利用者は、今後ますます増加することが見込まれるため、循環バスの運行体制については早急な見直しが必要であると認識しています」

大熊町では、子ども議員から出た質問を今後の町政に生かしていきたいとしています。