いわき信用組合の不正融資問題をめぐって、江尻元会長を告発していた組合員が、告発を取り下げていたことがわかりました。

いわき信用組合は、顧客に無断で口座を開設したり、う回融資をしたりする手法で、およそ247億円の不正融資を行っていたことが明らかになっています。

これを受け組合員が、今年5月に江尻次郎元会長を私文書偽造の疑いなどで検察に刑事告発していました。関係者によりますと、組合員は6月にこの江尻元会長への告発を取り下げたということです。

いわき信用組合の不正融資については、新たに就任した理事長が旧経営陣の刑事責任を追及する方針で、告発の準備を進めています。