1週間後に始まるCSファイナルステージに向けて8日から全体練習をスタートさせたソフトバンク。けがの影響で離脱している周東選手と近藤選手のほか、宮崎で行われているフェニックスリーグに参加している選手などを除いた主力選手たちが汗を流しました。
練習後には今シーズンタイトルを獲得した選手たちが受賞の喜びを語りました。
まずは投手部門。左のエースとして圧巻の投球を続けたモイネロ投手。防御率1.46をマークし、2年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得しました。
●モイネロ投手
「信じられない気持ち。中継ぎから先発に転向して2年連続でタイトルをとれるとは思っていなかった。すごくうれしい気持ち。自分がやるべきことをやり続けた結果が、このタイトルに繋がったと思う。タイトル獲得については素直に嬉しいし、誇りに思っている。そしてみんなの支えに感謝したい。シーズン中は登板に向けて逆算をし、しっかりと自己管理を徹底できたことも一つの要因だと思う。チームを勝ちに繋げる投球、そしてリーグ優勝に貢献することができたと思うし、これに満足することなく日々新たに頑張っていきたい」
開幕投手を務めたエースの有原航平投手は14勝を挙げ、2年連続3度目となる最多勝のタイトルを獲得。
先発ローテの柱として24試合に登板した大関友久投手。13勝を挙げ7割を超える勝率で、勝率第1位に輝きました。
●大関友久投手
「シーズン通してのタイトルは初めてなのですごくうれしいです。レギュラーシーズンで、目の前の一試合に集中してきた結果、このようなタイトルを獲得することができ、嬉しく思います。この後のCS、日本シリーズでも、今日まで積み重ねてきたものをいい形で出せるよう、しっかり準備していきます」
リリーフ陣では勝利の方程式の一角としてブルペンを支えた松本裕樹投手が最優秀中継ぎ投手賞を獲得。
●松本裕樹投手
「1年間チームのために投げ続けることができてその結果タイトルをとれてうれしく思います」
新守護神の杉山一樹投手はシーズン途中からのクローザー転向にも関わらず31セーブを記録。チームを救う大活躍で最多セーブ獲得です。
●杉山一樹投手
「セーブ失敗がなかったというのはチームに少しでも多く勝ちがついたのでよかった」
一方、野手部門ではパ・リーグ唯一の3割バッターとなった牧原大成選手が首位打者に輝きました。プロ15年目で初めて規定打席に到達。さらに育成出身で首位打者獲得は史上初の快挙です。
●牧原大成選手
「素直にうれしい気持ちと本当にとったのかなと不思議な気持ち」
牧原選手とともに最後まで首位打者争いを繰り広げた柳町達選手は最高出塁率を獲得。リーグ最多62個のフォアボールを選ぶなど4割近い出塁率を残しました。
●柳町達選手
「今年取れなかった首位打者は来年とりたいし出塁率と2冠をとれるような選手になりたい」
選手会長の周東選手は、けがでの離脱もあった中35盗塁を決め、3年連続4度目となる盗塁王のタイトルを手にしました。
●周東佑京選手
「今年は怪我が多く、決して満足いく結果を出せたわけではありませんでした。その中で、出場した時には、求められる役割を果たすことはでき、リーグ優勝に貢献できたシーズンだったと思います。そして、プロ野球選手としてタイトルを獲得できたことは素直に嬉しいです。とにかくトレーナーさん含め、多くの方にサポートしていただいたおかげなので感謝しています」