和歌山県有田市のミカン畑から農業用スプリンクラーヘッド30個を盗んだとして、海南市に住むミカン農家の男が逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、和歌山県海南市のミカン農家の男(67)です。

警察によりますと男は9月9日から同12日にかけ、和歌山県有田市のミカン畑に設置されていた、農業用スプリンクラーヘッド30個(計7万9千円相当)を盗んだ疑いがもたれています。

ミカン畑を所有する農家から警察に届け出があり、防犯カメラの映像などから、男が浮上したということです。

現場のスプリンクラーはミカン畑に水を散布するために設置されていて、ヘッドは真鍮(しんちゅう)製で、取り外しは難しくないということです。

取り調べに対し男は、「まったく身に覚えのないことです」と容疑を否認しています。

有田市と海南市では今年8月から9月にかけ、同様の手口の事件が約20件発生していて、警察は関連を調べています。