京都に若者を呼び込めるか、デジタルアート集団「チームラボ」の新施設が京都にオープンしました。

 10月7日に京都市に開業した、ライトアップによる幻想的な空間の演出で人気を集める「チームラボ」の常設ミュージアム。

 広さは国内最大となる約1万平方メートルで、50以上の作品が並びます。

 面鏡張りの空間でランプが無数にあるように感じるエリアや、日本初登場の「バルーンが風で動き続けるエリア」も。

 また、雲のような泡の塊が漂っているエリアでは実際に泡に触れることができ、匂いや音など、五感で楽しめます。

 ほかにも、天然の苔を使った京都ならではの展示などが並びます。

 (来場者)「五感を通じてっていうのかな、すごく楽しかったです」
 (来場者)「とっても楽しかったし、クールだった」

 「チームラボ」が京都市にオープンした背景にあるのは、少子高齢化による人口減少です。

 京都市では30歳以下の人口がこの10年間で約3万人減っています。こうした状況のなか、京都駅東南部エリアでは芸術や文化の町として「若者」を取り込む再開発を進めていて、チームラボの開業もそのうちの一つです。

 (京都市 松井孝治市長)「京都駅はどちらかという北側に観光客が流れる。その流れを東南部に」

 デジタルアートで若者を呼び込めるのか、要注目です。