Jリーグは、高知ユナイテッドSC秋田豊(あきた・ゆたか)前監督にハラスメントに該当する行為があったことを受け、クラブに対し、罰金100万円とけん責の懲罰を科すと発表しました。

高知ユナイテッドSCの秋田豊(あきた・ゆたか)前監督は、今年2月から6月にかけて選手やスタッフに対しハラスメントに該当する行為があったとして、9月23日に退任しました。

Jリーグによりますと、クラブは前監督によるハラスメント行為があったにもかかわらず、相談窓口を設置するなどの体制を構築しておらず、前監督にあらゆる権限が集中し、注意や助言を行うことができない体制になっていたことを指摘。クラブ側の管理監督義務違反を認め、Jリーグの社会的信用を毀損したとして、罰金100万円と、始末書を取り将来を戒める「けん責」の懲罰を科すことを決定しました。

決定に対しクラブ側は「関係者の皆様に多大なるご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます」とした上で、組織体制の見直しによるガバナンスの強化や内部・外部に相談窓口を設置すること、選手・スタッフに対し定期的に面談を実施することなど、再発防止に努めていくとしています。