7日朝の最低気温は、北海道道北部の一部で氷点下となり、道内の広い範囲でこの秋、最も冷え込みました。

牧草地に霜が下り、牛の吐く息も白く染まります。

 7日朝の道内は、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却が強まった影響で、最低気温は稚内市沼川でマイナス2℃、オホーツクの枝幸町歌登でマイナス1.9℃と、今シーズン初めて氷点下となりました。

 高校生
「きのうまでジャンバーを着ていなかったが、急に寒くなったと思いました」

 利尻山の山頂にはうっすらと雪が。

気象台は7日、平年より4日遅く「初冠雪」を観測したと発表しました。

 幌加内町では、朱鞠内湖に湯気のような「けあらし」が立ちのぼり、静寂の湖面を白く包みました。

 札幌市でも、今シーズン初めて最低気温が10℃を下回り、ひんやりとした朝となりました。

 午後からは低気圧が北海道に近づき、8日朝の冷え込みは緩むものの、各地で雨となる見込みです。